倚天屠龍記 いてんとりゅうき [武侠ドラマ]
監督 : ユー・ミン、チャオ・ジェン
出演 : ダン・チャオ、アン・イーシュアン、リウ・ジン、ハー・ジュオイェン
あらすじ:
神雕侠侶から100年後、江湖では、持つものは
最強になるといわれる屠龍刀を巡って各派は
奪い合いをしていた。金毛獅王が屠龍刀と武当派の
張翠山と邪教といわれる明教の殷素素を誘拐して
誰もいない脱出不可能な無人島で住むことになる。
やがて3人は絆を築いていき素素と翠山の間に張無忌が
生まれる。無忌のために島から脱出するが・・・・
感想:
倚天剣と屠龍刀を手にしたら天下を取れるということで
剣を巡って各派同士が奪い合う物語です。
アクションはカンフーというよりも太極拳みたいな型に
安いCGを取り入れていて、他の作品に比べて剣や拳による
あんまり激しい攻防があまり見られないです。
アクションだけを見るならジェット・リー主役の
カンフー・カルト・マスター 魔教教主を見たほうがいいです。
恋愛は、武侠の主人公にしては優柔不断な性格で
どっちつかずな態度で4人の美女から言い寄られます。
その結果、ドロドロとした女性の醜い争いは面白いが
結末はあっけなかったです。鹿鼎記や大唐游侠伝などにも
出ているハー・ジュオイェンが同じような役柄で出ていて
すごい可愛いです。
ストーリーは複雑に絡み合った人間関係が面白いが
主人公が無敵に近い強さでライバルと思える人が
いないし、なかなか先に進まないテンポの悪さが気に
なった作品でしたが原作、金庸なので面白いです。
評価: 75点
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大唐游侠伝 だいとうゆうきょうでん [武侠ドラマ]
監督 : チャオ・ジェン、リン・フォン
出演 : ビクター・ホァン 「クィーンズ 長安、後宮の乱」
出演 : ハー・ジュオイェン 「鹿鼎記」
あらすじ:
飛虎山に住む鉄摩勒は、安録山の強敵、精精児によって
1ヶ月で山を降りろと言われ、かつて最強の剣士と言われた
段圭璋を頼って義父と共に旅を続けていた。一度は断られたが
飛虎山に協力してもらえる事になるが、安録山の王龍客によって
彼の妻が誘拐される。摩勒は、彼女を救うために一人王龍客の
屋敷に乗り込む。摩勒は、女盗賊の燕羽の助けもあり、
彼女を奪還することに成功するが・・・・
感想:
32話からなる武侠ドラマです。短気で一本気のある鉄摩勒が、
困難に直面しながらも唐の国を守るために剣を振るうドラマです。
摩勒を一途に思う芷芬と訳ありで摩勒と仇になってしまう燕羽との
ちょっとした3角関係はあるものの、武峡ドラマにありがちな
うざったいドロドロしすぎるラブストーリーがなかったのが
一番よかったと思う。戦略や家族関係が主になっているストーリーで
32話あったが見応えがあったし、なによりも飽きなかった。
「鹿鼎記」のイメージが強すぎて、ヒロインがどうしても
小間使いの双児にしか見えなかったが、キュートでいい役を
やっています。
評価: 85点
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白髪魔女伝 美しき復讐鬼 [武侠ドラマ]
監督 : リー・チャオヨン、チャン・シャオション
出演 : ジアン・チンチン、ジュリアン・チョン
あらすじ:
イーハンは父が殺され、父の仲間から白玉鳳凰という
明の国を脅かすスパイの名簿が書いてあると言われる
物を探すために、玉羅刹の元に向かった。
旅の途中、美しい女性と出会いお互いに惹かれある。
だが、その女性こそが妖女と呼ばれる玉羅刹だった・・・・
感想:
男女の純愛をベースに各派の争いやお宝を巡って
対決するアクションカンフードラマです。
このドラマに関しては、酷すぎる。というか編集した人が
アホ過ぎる。後半はそうでもないけど、前半は雑すぎる
編集であっという間にストーリーが進んでいきます。
テンポはたしかにいいが、余韻は何も残らないドラマです。
アクションに関しても初期のスターウォーズよりもチープな
CGを使ってアホらしいし、普通にワイヤーカンフーを
した方が絶対いいとおもえます。ストーリー展開も
主人公が拉致され、妖女が助け、主人公が毒にやられ
妖女が助けるの繰り返しのドラマです。けしてレベルの
高いドラマとは思えないが、心臓刺されても死なずに
白髪になったり、あまりにもありえないアホらしい
展開に何か笑えて面白いです。
間違いなくB級カンフードラマです。
評価: 60点
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鹿鼎記 ろくていき [武侠ドラマ]
出演:
トニー・レオン 「恋する惑星」
アンディ・ラウ 「墨攻」
カリーナ・ラウ 「インファナル・アフェア 無間序曲」
あらすじ:
幼いころから清の皇帝の康熙帝と親友関係である
韋小宝は宦官として皇帝に仕えていた。
得意の話術で出世していき、オーバイを倒した
時から、皇帝に絶大な信頼を得ていく。
だがある日、ひょんなことから反清復明の香主になり、
清の皇帝と明の国を復興させようとする天地会と
板ばさみになってしまう・・・・
感想:
トニー・レオンとカリーナ・ラウの夫婦共演や有名なキャストが
かなり出ている1984年の古い作品です。
義侠心はあるが、口だけ達者の韋小宝が、いろいろな組織の
なかで愛想を振り撒き仲間にしていくハーレムドラマです。
初めに2008年版の「鹿鼎記」を見てからこの作品を見たが、
ほとんど内容が変わらず、ロシアのソフィアの関係が
よく描かれているのと子供時代の韋小宝がないことぐらいな
感じです。やっぱり時代を感じるというか、化粧の仕方が
ケバすぎて、全員、美人だとは思わなかった。
この作品を見た後に2008年版の新しい鹿鼎記を見たら、
感想が変わってきたかもしれないが、内容は面白いが
物足りなさを感じた。新版の公主様と小宝の関係性が
面白すぎて、見るなら新版をオススメします。
評価: 65点